ノンアルの美味しいカクテルレシピ。甘いものから大人の味まで!
お酒は飲めないけど、特別な気分を味わいたい。そんなときにおすすめな飲み物といえば、ノンアルコールカクテルです。
最近では健康志向の高まりからも、ノンアルコールカクテルの飲み物がたくさん販売されています。ただ、特別な道具や材料はなくても、実は自宅でも美味しいノンアルコールカクテルは作れちゃうんです!
ノンアルカクテルは子供も飲める甘いものから、お酒を飲んだ気分になれる大人の味のものまで種類は豊富。 本記事では定番なものから、写真映えするものまで、美味しいノンアルコールカクテルレシピ12選を紹介します。
実際に筆者が作ってみたノンアルカクテルも写真つきでのせているので、気になるレシピがあれば作ってみてくださいね。
ノンアルコールカクテルとは?ジュースとの違い
ノンアルコールカクテルとは、まるでカクテルを飲んでいるかのように見える特別感がある飲み物です。最近ではMOCK(偽りの、見せかけの)とCOCKTAILを組み合わせた造語の「モクテル(MOCKTAIL)」とも呼ばれます。 ノンアルカクテルは名前から考えると、アルコールが含まれていないカクテルを意味します。そもそもカクテルとは2種類以上のお酒を混ぜた飲み物。そのため、ノンアルカクテルをこの定義に当てはめると2種類以上のジュースを混ぜたソフトドリンクやエスプレッソと牛乳を混ぜたカフェラテもノンアルカクテルになります。
そのため、ノンアルカクテルはただのジュース?と疑問に思うところですよね。ただ、ノンアルカクテルはジュースとは異なりカクテルを飲んでいるかのように見えるオシャレな見た目で、味わいも特別感に浸れる飲み物になります。
「健康のために、休肝日を作りたい」 「車の運転があるからアルコールはNG」 「妊娠中、授乳中だからわお酒が飲めない」「お酒は体質的に無理」 など、お酒がなにかしらの理由で飲めない方は多いです。そんな方でも特別感を味わえる、お酒を飲んだ気分にさせてくれる、スペシャルなドリンクがノンアルカクテルです。
ノンアルカクテルの作り方
ノンアルカクテルは自分の好みや気分にあわせてノンアルの飲み物、フルーツ、ハーブなどを組み合わせて作ります。そのため、ノンアルカクテルは特別な道具や材料はなくても、スーパーに売っているものでも簡単にできちゃいます!
ノンアルカクテルのベースは以下の材料を組み合わせて作るレシピが多いです。
- フルーツジュース(オレンジ・パイナップル・グレープフルーツ・ぶどうなど)
- 炭酸飲料(トニックウォーター、炭酸水、ジンジャーエールなど)
- フレーバーシロップ(ノンアルコールシロップ、かき氷シロップ、自家製シロップなど)
- ノンアルコール飲料(ノンアルコールビール、ノンアルコールワインなど)
- 牛乳、紅茶、コーヒー、ココナッツミルクなど
なお、最近ではノンアルカクテル専用のシロップも酒屋やカルディなどの輸入食品店でも販売されています。 ベース以外には柑橘類やベリー系のフルーツやハーブ、スパイスなども加えて、より華やかで深い味わいに仕上げます。
ノンアルカクテルは自由度が高い分、材料の組み合わせに迷うところ。ただ、難しいことは考えずに、まずはお好みで定番なものや材料の少ないレシピから気軽にチャレンジしてみましょう!
定番のノンアルカクテルのレシピ4選
ノンアルカクテルのレシピには、元のカクテルレシピからアルコールを抜いてつくるものが多く「バージン〇〇(〇〇は元のカクテル名)」と呼ばれることも。ただ、定番なものだとノンアルカクテルにしかない名前のものもあるようです。 まずは、バーでもよく見かける名前を覚えておいても損はない定番なノンアルカクテル4選を紹介します。
①シャーリー・テンプル
【材料】グレナデンシロップ…10ml、ジンジャーエール…適量
【作り方】氷を入れたグラスにグレナデンシロップを入れて、ジンジャーエールを注いで軽くまぜる。お好みでレモンやさくらんぼを飾る。
世界一有名なノンアルカクテルとも呼ばれるシャーリーテンプル。色鮮やかな赤色が特徴で、ザクロの甘い口当たりの後に、ジンジャーエールのすっきりした味わいがあるノンアルカクテルの代表格です。
カクテル名は1930年代のアメリカで一役有名になった子役にちなんでいるそうです。 グレナデンシロップはザクロ果汁と砂糖から作られたシロップで、色鮮やかな赤色が特徴でカクテル作りでよく使われています。酒屋や輸入食品店での取り扱いが多く、いちごシロップが代用品として使われることもあります。
②シンデレラ
【材料】オレンジジュース、レモンジュース、パイナップルジュース…各大さじ2 【作り方】すべての材料を混ぜ合わせて、氷をいれたグラスに注ぐ。お好みでレモンやさくらんぼを飾る
シンデレラは3種類のフルーツジュースがミックスされたノンアルカクテルです。パインの甘い口当たりの後に、キリッとしたレモンの酸味を感じます。 童話のシンデレラが名前の由来で、まるでバーでオシャレなカクテルを飲んでいる魔法にかけられた気分になれることから来ているようです。柑橘系のすっぱい味わいが好みの女性に人気なノンアルカクテルです。
③サラトガクーラー
【材料】ライムジュース…大さじ3、ジンジャーエール…適量、スライスライム 【作り方】氷をいれたグラスにライムジュースを入れ、ジンジャーエールを注ぐ。スライスライムを飾る
カクテルの中でも定番なモスコミュールのノンアルコールバージョンです。甘酸っぱく、スカッとした爽快感がたまらないノンアルカクテルになります。お好みで生姜を加えるとより、本格的な味わいに。 暑い日に飲みたくなるノンアルカクテルです。
④プッシーキャット
【材料】オレンジジュース、パイナップルジュース…各60ml、グレープフルーツ20ml、グレナデン・シロップ3滴
【作り方】すべての材料を混ぜ合わせて、氷をいれたグラスに注ぐ。オレンジやグレープフルーツをグラス縁に飾る
プッシーキャットは可愛らしいオレンジ色の見た目でトロピカルな味わいが特徴のノンアルカクテルです。名前の由来もとってもかわいく「かわいい子猫ちゃん」の意味があります。 ほどよい酸味はあるものの、口当たりが甘いのですっぱいジュースが苦手な我が子もごくごく一気飲み!柑橘系のノンアルカクテルの中でも、パイナップルの甘みでマイルドな味になるため子供でも飲みやすいノンアルカクテルです。
気軽にできるノンアルカクテルのレシピ5選
「近所のスーパーで手に入るもので、簡単にノンアルカクテルを作りたい!」と思う方は、2種類の飲み物で作れる簡単レシピから試してみましょう! お酒の味をより簡単に味わいたい場合は、既存のカクテルレシピをノンアルコールビール・ワインに置き換えるレシピがおすすめ!ただ、ノンアルビールやノンアルワインはお酒に似た味のため、大人だけの楽しみにしてください。
ここでは気軽にできるノンアルカクテルレシピ5選を紹介します。
①ノンアル・シャンディガフ
【材料】ノンアルコールビール…適量、ジンジャーエール…適量
【作り方】ノンアルコールビールとジンジャーエールを1対1の割合でグラスに入れる
シャンディーガフはビールが苦手な方でも楽しめる、ライトなビアカクテルの代表格です。ジンジャーエールもノンアルビールもスーパーで購入でき、混ぜる割合も1対1のため、簡単に作れます。 ビールは苦手な方でも一度は飲んで頂きたいノンアルビアカクテルです。
②ノンアル・カルピスビア
【材料】ノンアルコールビール…50ml、カルピスシロップ…30ml
【作り方】グラスに氷をいれ、カルピスシロップをいれたあと、ビールを注ぐ。
子供がいるとストック率が高いカルピス原液を使ったビアカクテルです。意外な組み合わせですが、甘酸っぱい味わいで懐かしい気分にも浸れます。 カルピスをちょっと大人な味わいで楽しみたい方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?
③ノンアル・ミモザ
【材料】オレンジジュース…60ml、ノンアルコールスパークリングワイン適量 【作り方】フルートグラスにオレンジジュースを入れ、ノンアルコールスパークリングワインを注ぐ。
女性に人気な口当たりが良いノンアルカクテル・ミモザ。スパーリングワインでつくる色鮮やかなビタミンカラーのカクテルで女子会やママ会の乾杯にもピッタリな飲み物です!なお、カクテル名は国際女性デーのシンボルの花「ミモザ」に由来しています。
④ノンアル・キティ
【材料】ジンジャーエール…50ml、ノンアルコール赤ワイン…50ml
【作り方】氷を入れたグラスに赤ワインとジンジャーエールをいれて軽く混ぜる 筆者もお気に入りのごくごく飲める赤ワインテイストのノンアルカクテルです。甘くて飲みやすいため、赤ワインはあまり飲んだことない方でも飲みやすいと定評があります。 うっとりするような深い赤色のカクテルでお酒を飲んでる気分にもなれますよ。
⑤バージン・モヒート
【材料】サイダー…適量、ライム½個、ミントの葉10枚
【作り方】グラスに半月切りしたライムとミントを入れて軽く潰す。氷をいれて、サイダーを注ぐ。飾り用のミントを上にのせる
清涼感たっぷりの夏に飲みたくなるミントカクテル、ノンアル・モヒートです。ぜひ、グラスもキンキンに冷やして飲んでみてくださいね。 ただ、モヒートはミントをたくさん使うレシピになるため、正直お値段が気になるところ。新鮮なミントをたくさんつかいたい時は家庭菜園で育てるのもおすすめです。ミントは丈夫で、ベランダの鉢でも育てやすいですよ。
筆者もベランダ菜園のミントはモヒートや炭酸水にいれたり、デザートの飾りなどに重宝してました。 バージン・モヒートは夏におすすめなノンアルカクテルです。
写真映えするノンアルカクテルレシピ3選
ノンアルカクテルは味だけではなく、華やかな見た目でも楽しめる飲み物です。より見た目にこだわりたい場合は色鮮やかで、フルーツやハーブなどが使われたノンアルカクテルがおすすめ!
写真映えするオシャレなノンアルカクテルには甘めのレシピも多く、子供とも一緒に楽しめます。ここでは写真映えするノンアルカクテルレシピ3選を紹介します。
①バージン・ピニャコラーダ
【材料】パイナップルジュース、マンゴージュース、バニラアイス…各大さじ2、牛乳…100ml、お好みでパイナップル、チェリー、エディブルフラワー
【作り方】すべての材料を混ぜあわせる。
パイナップル、チェリー、エディブルフラワーなどをお好みでかざる。 一度は名前を聞いたことがある方も多いはず!南国気分が味わえるピニャコラーダのノンアルカクテルです。ピニャコラーダはフルーティな味わいとおしゃれな見た目が楽しめるカリブ海発祥のトロピカルカクテルです。 カラフルなエディブルフラワーやフルーツ、パラソルを飾るとインスタ映えもバッチリです!
②ノンアル・サングリア
【材料】お好みのフルーツ(パイナップル、オレンジ、りんごなど)、ぶどうジュースorノンアルコールワイン、シナモン
【作り方】食べやすい大きさにカットしたお好みのフルーツ、シナモンを瓶にいれて、ぶどうジュースかノンアルコールワインを注いで一晩つける。
フルーティな味わいとオシャレな見た目で人気が高いサングリアのノンアルレシピです。 子供と一緒に飲む場合はぶどうジュースを、お酒を飲んだ気分になりたい場合はノンアルコールワインで作りましょう。
ノンアルコールワインで作る場合は、白ワインと赤ワインでそれぞれ作って飲み比べてみるのもおすすめです。
③バージン・ベリーニ
【材料】ピーチネクター…20ml、ノンアルコールスパーリングワイン…60ml、グレナデンシロップ…1滴
【作り方】グレナデンシロップを入れたグラスに、ピーチネクターとノンアルコールスパークリングワインを注ぐ。
バージン・ベリーニは桃の上品な甘さと香りがたまらない、スパーリングワインがベースのノンアルカクテルです。 ベリーニはイタリアのベネチア発祥のカクテルで、可愛らしい薄いピンク色は写真映えすること間違いなし!
より本格的に作りたい場合は桃のピューレを使ったレシピがおすすめです。氷を入れるカクテルではないため、材料は冷え冷えにしておくのがポイント。
より美味しいノンアルカクテルを作るための3つのコツ
せっかく作るのであればより美味しいノンアルカクテルを作りたいところだと思います。最後に、より美味しいノンアルカクテルを作るための3つのコツを紹介します。
①ハーブやスパイス、新鮮なフルーツを使う
ノンアルカクテルをより本物のカクテルの味に近づけるためには、ミント、ローズマリー、シナモン、生姜などハーブやスパイスを上手く組み合わせることです。 また、手軽に作るのであればシロップや缶詰で作るのがおすすめですが、より美味しく作りたいときは搾りたてのライムやレモン、新鮮なフルーツを使いましょう。
②オシャレなグラスを選ぶ
ノンアルカクテルは見た目も大切なため、カクテルの雰囲気にあうグラスを選ぶのも大切です。また、氷の代わりに凍らせたフルーツを使うとよりオシャレな見た目になります。
③ベースの飲み物にこだわる
最後にベースとなるフルーツジュースやノンアル飲料にもこだわってみるのもおすすめです。100%果汁のフレッシュジュースや美味しいノンアル飲料で試してみましょう。 なお、本記事ではノンアルワインカクテルもいくつか紹介しています。より本格的なノンアルワインカクテルを作りたいときや少しいつもと違う飲み方をしてみたい場合は、+ワインでおすすめのノンアルコールワインでもぜひお試しください。
まとめ
本記事では美味しいノンアルコールカクテルレシピ12選を紹介しました。 ノンアルカクテルは自宅でも気軽に作れるものから、本物のカクテルに近い味わいのものまでレシピは豊富にあります。
簡単に作りたいときはスーパーで手に入るもので手軽に、フルーツやハーブなどを組み合わせてより深い味わいにするなど、気分にあわせて楽しく作りましょう。
ノンアルカクテルはお酒が飲めない方でも、特別な気分にさせてくれる魔法の飲み物。ぜひ、ノンアルカクテルで特別なひとときを過ごしてみてくださいね。