California

カリフォルニアワインとは?特徴は?

今回はフードフレンドリーで親しみやすい味わいが特徴である『カルフォルニアワイン』の魅力についてご紹介いたします。

カリフォルニア州はアメリカのワイン産地の中でも最大規模。 なんとアメリカワインの90%はカリフォルニア州で造られているのです! 今となってはワイン好きの方は必ず押さえておきたいワインの銘醸地のひとつです。

カリフォルニアは涼しい気候ですが日照量が長くブドウがじっくりと熟すので、果実味たっぷりでジューシー!品種にもよりますが濃厚でかおり高く豊満な味わいが特徴です。

アメリカという国自体がまだ若い国。まだワインの歴史はヨーロッパに比べると浅いですが日々、最新技術や研究を怠らず試行錯誤を重ねている真面目な生産者が多く世界的な支持を得ているワイナリーも非常に多いです。

理想的なブドウ育成条件だということもあり、海外からも沢山の生産者の方がワインを造りに渡米する事も少なくなく、消費者・生産者ともに注目を集めている今人気の産地です。

カリフォルニアワインの歴史を動かした「パリスの審判」

カリフォルニアワインを語るうえで外せない歴史があります。 それは「パリスの審判」です。 この「パリスの審判」によりカリフォルニアワインはその名を世界に知らしめ、世界各国から注目されるようになりました。

カリフォルニアワインの飛躍のきっかけとなった「パリスの審判」をこの機会に一緒に少し学んでみましょう。

1975年の出来事。 アメリカ建国200周年を祝して、フランス・パリでフランスワイン VS カリフォルニアワインの、大規模なブラインドテイスティング大会が行われました。

フランスとカリフォルニアの「カベルネ・ソーヴィニヨン」、「シャルドネ」を使用したワインの飲み比べを行いどちらが優れているか競い合おうというイベント、これが「パリスの審判」です。

勿論、どのワインがフランス産・カリフォルニア産かは明かされませんので贔屓目なしのバトルです。 たくさんの有名なワイン評論家やドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社の社長などワイン業界の大御所たちが集められた大注目のワインイベントでした。 とはいえ、フランスから見たらアメリカはワイン造りを始めたばかりの発展途上国。 勿論フランスが優勝するだろうと誰もが思っていたし、フランス人からすればある種の余興的イベントでした。

しかし結果はなんとフランスの有名ワイナリーを押しのき、カリフォルニアワインの赤・白がともに堂々の第一位に輝きました。 皆がまだまだ未熟だと思い込んでいたカリフォルニアワインのすばらしさがこの「パリスの審判」で証明された瞬間です!

フランスのワインがNO1、勝つのはフランスだ!と思っていたワイン評論家たちや現地の方々はきっと大目玉をくらったことでしょうね。 たちまちにカリフォルニアワインは世界のワイン愛好家がこぞって求めるようになり、フランスの有名ワイナリーも今ではたくさんのワインをカリフォルニアの地で造るようになりました

カリフォルニアワインの有名産地

カリフォルニアワインはザックリと分けると主に5つのエリアに分かれます。 お勉強要素が強くなりすぎてしまうので全てはご紹介しませんが、今回は対照的な2つの有名エリアを見ていきましょう!

カリフォルニアワインの高級ワインは大抵ここ!「ノースコースト」

カリフォルニア州で有名な産地と言えば「ノースコースト」というエリアです。 「ナパ・ヴァレー」と「ソノマ・コースト」があるエリアがここです。 この記事を見てくださっている皆様も一度は聞いたことがある・飲んだことがある!という方も多いのではないでしょうか?

「ナパ・ヴァレー」と「ソノマ・コースト」を筆頭に「ノースコースト」はブドウを育成するにあたって非常に理想的な環境を持っている高級ワインが造られているエリアです。 カリフォルニアワインの産地の中で、もっとも有名な産地と言って過言ではないでしょう。

アメリカの世界にトップレベル名をはせるようなトップレベルのワインの大半はこの産地です。

デイリーワインの銘醸地「セントラル・ヴァレー」

「ノースコースト」と比べると知名度はやや下がりますが、「セントラル・ヴァレー」はデイリーで飲むのにぴったりな低価格帯のワインを多く産出する産地として有名です。

私個人としてもこの産地はコストパフォーマンスが高く、気軽に美味しいアメリカワインが楽しめる為お勧めの産地です。 普段のお食事にも合わせやすい親しみのある味わいで、まさにカリフォルニアワインの魅力を存分に楽しめます! 果実味たっぷりで親しみやすい味わいは毎日でも飲みたくなるような美味しさです。

余談ですがこの「セントラル・ヴァレー」に属す「モントレー」という区画がクール・クライメットといい冷涼な産地の気候を生かしたワイン造りを行う産地としてワイン業界では近年注目されています。 濃厚で親しみやすいアメリカワインのイメージを覆すような、クールで落ち着きのある上品な味わいなので、フランスワインが好きな本格派さんにもおすすめの産地です。

やはり超有名どころである「ナパ・ヴァレー」「ソノマ・コースト」に皆さま目が行きがちですが、是非ともこの2つ以外のカリフォルニアワインにも目を向けてみてくださいね!

カリフォルニアワインでよく見るブドウ品種と味わい

同じ産地のワインとは言えブドウの品種によってワインの味わいが大きく変わるということは皆さまもうご存知かと思います。

では、カリフォルニアを代表するブドウ品種を白・赤に分けてそれぞれ見ていきましょう。

白ワイン用の代表ブドウ品種 ① シャルドネ

シャルドネは世界各地で造られおり、白ワイン用ブドウ品種としては最も有名なブドウ品種ですね。

シャルドネはニュートラルなブドウ品種と言われており、ブドウ由来の明確な個性はないため「この香りや味わいのものはシャルドネ!」と判断するのは難しいのです。しかしながら、造られる産地の風土の特徴がしっかりと表現することが出来る為、ワイン用のブドウ品種として人気があります。

カリフォルニアのシャルドネは一般的には「リッチで濃厚」。樽をしっかりときかせて造る生産者が多いです。 濃厚で樽のきいたリッチな味わいなので、お子様が寝静まった夜にゆったりと軽いおつまみをつまみながら楽しむワインタイムにぴったりですね♪

白ワイン用の代表ブドウ品種② ソーヴィニヨン・ブラン

ソーヴィニヨン・ブランはレモンやライムなどの柑橘類のアロマやレモングラスのような爽やかなハーブの香りが特徴的なブドウ品種です。

カリフォルニアではソーヴィニヨン・ブランは「ブラン・フュメ」と呼ばれておりポピュラーなブドウ品種の一つです。カリフォルニアのソーヴィニョン・ブランも柑橘類やハーブの爽やかな香りが特徴的です。

それに加えてトロピカルフルーツのような生き生きとしたジューシーな果実味を合わせて楽しんでいただけます。フルーティーで爽やかな味わいの白ワインに仕上がるので初心者の方も飲みやすいワインが多いです。

赤ワイン用の代表ブドウ品種 ① カベルネ・ソーヴィニョン

渋みがしっかりとでた濃厚で力強いワインを楽しめるブドウ品種「カベルネ・ソーヴィニヨン」。フランスではブレンドメインで使われることが多いブドウ品種ですがカリフォルニアでは「カベルネ・ソーヴィニヨン」を100%使用したワインも多く、カリフォルニアの「カベルネ・ソーヴィニヨン」は世界的にも評価が高いです。

カリフォルニアワインを語るうえで外せない「カベルネ・ソーヴィニヨン」。 その味わいは、日照量・天候に恵まれたカリフォルニアでは果実味たっぷりでジューシー、濃密な旨みが詰まったリッチな赤ワインに仕上がります。

赤ワイン用の代表ブドウ品種② ピノ・ノワール

フルボディの味わいの「カベルネ・ソーヴィニヨン」と対照的なブドウとして有名な「ピノ・ノワール」。こちらのブドウもカリフォルニアではよく生産されているブドウ品種のひとつです。

「ピノ・ノワール」と言えばエレガントで軽やか。きれいな酸味が特徴的で渋みが穏やかな飲みやすい味わいは初心者~上級者まですべてのワイン好きを魅了するブドウ品種の一つです。

カリフォルニアの「ピノ・ノワール」もそのような素晴らしい特徴を持っていますが、フランスの物に比べるとやや酸が穏やかでまろやか果実味が特徴的です。 フランスの洗練された上品な「ピノ・ノワール」も素敵ですが、カリフォルニアのチャーミングで華やかな「ピノ・ノワール」はまた違った良さを楽しむことが出来るので一度意識して飲み比べしてみると楽しいかもしれませんね。

赤ワイン用の代表ブドウ品種③ ジンファンデル

カリフォルニアを代表するブドウ品種のひとつ「ジンファンデル」。イタリアでは「プリミティーボ」と呼ばれており主にアメリカ・イタリアが主な生産地です。

熟した赤黒系の果実味がたっぷり、渋みは強くなく重すぎず軽すぎないミディアムボディのワインが多くどんなお料理にも寄り添ってくれる万能選手。 果実の甘やかな香りが特徴的なので女性でも飲みやすいマイルドな味わいです。

果実味が強いのでとくに甘しょっぱいお料理や辛みのあるお食事と相性抜群です。 たれを使っていただくBBQや焼き肉、辛旨系の韓国料理など家族や友人と集まってワイワイと食事するシーンでぜひ選びたい1本です。

こんな人には是非カリフォルニアワインを試して欲しい!

高級ワインからデイリーワインまで幅広い価格帯と味わいを持つカリフォルニアワインですが、やはりどの価格帯のワインも親しみやすく果実味の強いワインが多いです。

なによりお食事に合わせやすいフードライクな味わいが大きな魅力。 癖が少ないので、お料理のお供にワインが飲みたい方や、ホームパーティーのお手土産として考えている方にもおすすめです!

ワインに興味があるけれど「ワインってなんだか敷居がたかいな…。」なんて感じている人にも親しみやすい味わいのカリフォルニアワインは最初の1本としてもぴったりですね。

リラックスして素直な味わいのカリフォルニアワインを楽しんでみてはいかがでしょうか?

【+wine編集部より】+wineおすすめのカリフォルニアワイン

まずお勧めしたいのは、ソノマコースの「フラワーズ シャルドネ」。初めて飲んだ時「これが美味しいシャルドネか…」と思わず納得してしまった1本です。

お値段はそれなりですが、「フラワーズ」という名前も相まって特別な日やギフトにはぴったり。ノースコーストの高級ワインを試してみたいという方はぜひ。

次におすすめしたいのが「ジャムセラーズ バターシャルドネ」。樽が効いたかなり濃厚なシャルドネで、カリフォルニアらしさが前面に出ている1本です。

果実味が非常に豊かでバターのような濃厚さがあるため、正直好みが分かれるかもしれませんが「わかりやすく果実味豊かなのが好き!」という方にはぜひおすすめしたい1本です。

ちなみに、店長布川の主人はこれが大好きで、しょっちゅうこれを開けたいと言われます…(笑)

3つ目にお勧めしたいのは、「ペドロンチェリ ジンファンデル」。こちらは90周年限定ボトルでレーザープリントが施された非常におしゃれな1本です。

重すぎず軽すぎず、どんなお料理にもそっと寄り添ってくれるジンファンデル。甘い香りがするのでどんな方にも飲みやすく手土産に喜ばれる1本です。

まとめ

今回は、カリフォルニアワインの魅力についてご紹介いたしました。 芳醇で親しみやすく陽気なワインが多く、初心者でも飲みやすいワインが沢山あるとお分かりいただけたでしょうか?

味わいもライト~フルボディ、爽やか~リッチ系と味わいの幅も広いので、きっと自分好みのワインを見つけることが出来るはず…!

高価なワインを造っているイメージも強いカリフォルニアですが、大半はデイリーで手に取りやすい価格帯のワインが多くコストパフォーマンスに優れたワインを多く作っている産地。是非、毎日のワイン選びの候補のひとつとして取り入れてみてはいかがでしょうか?