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授乳平均いつまで?ずっと栄養出る?卒乳断乳のやり方は?卒乳断乳の疑問を徹底分析。

 

こんにちは。+wine店長の布川です。

母乳育児をしているお母さんにとって「いつまで授乳をするのか」は悩ましいですよね。私も第一子を母乳で育てていた時断乳のタイミングをとても悩みました。

結局私は、保育園入園と同時に徐々にミルクに移行し「おっぱいを辞める」という意味では割とすんなり断乳ができたのですが、当時は私も授乳問題について色々調べたのを記憶しています。

ということで、この記事では多くのお母さんが一度は疑問に思う

  • 授乳は平均いつまでするのか
  • 母乳は段々栄養がなくなるのか
  • 卒乳断乳はどのように進めるのがベストなのか
  • 卒乳断乳を早くすることのメリットデメリット
  • 授乳を長くすることのメリットデメリット

についてご紹介していこうと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

離乳開始は6ヶ月〜が半数、完了は13〜15ヶ月が33%と最も多い

2019年「授乳・離乳の支援ガイド」によると、離乳開始は生後6ヶ月が44.9%、離乳完了は13〜15ヶ月が33.3%と最も高くなっています。

開始が生後6ヶ月と聞いて、早いという印象を持たれた方も多いかもしれません。6ヶ月というと離乳食を始めたばかりでまだ栄養のほとんどは母乳からという赤ちゃんが多いかと思いますが、世の中の多くのお母さんはこの時期から少しづつ卒乳断乳を意識し始めるみたいです。

完了の時期に関しては13〜15ヶ月ですので、1歳〜1歳半といったところでしょうか。この時期になると母乳がなくても食事からしっかり栄養が取れることが多い傾向にあることが分かります。

WHOの発表では2歳まで母乳育児を推奨となっている

一応ご紹介ですが、世界保健機関(WHO)は2歳までの母乳育児を推奨しています。

ですので「1歳半を過ぎても母乳を飲んでいる」という赤ちゃんでも問題ありません。一方、食事からしっかり栄養が取れているのであれば、2歳より前に卒乳断乳してももちろん問題ありません。

結局はお子さんがしっかり大きくなっていればOKですので、その子にあった時期や進め方で全然大丈夫です。

母乳の栄養が段々無くなっていくことはない

母乳育児をしているとたまに「母乳は段々栄養がなくなっていく」「段々水みたいになっていく」という話を聞くことがあるかと思いますが、実際はそのようなことはありません。

時間が経つにつれて母乳の栄養がなくなっていくのではなく、「赤ちゃんが食事から栄養をとる割合が増えることによって、母乳が必要なくなる」というのが正しい理解になります。

長く母乳をあげても変わらず栄養は出続けますので、ご安心くださいね。

卒乳断乳の進め方・タイミング

続いて、卒乳断乳の進め方やタイミングに関してですが、まず卒乳と断乳では意味が若干異なります。

  • 卒乳 お子さん本人がおっぱいを欲しがらなくなる
  • 断乳 お母さんのタイミングで授乳を辞める

卒乳の場合は、

  • お母さんがたまたま風邪をひいて授乳ができない日が続いた
  • 離乳食でお腹がいっぱいになり欲しがらなくなった
  • なぜか突然欲しがらなくなった
  • たまたま飲まない日があったことをきっかけに自然と欲しがらなくなった

といった理由が多いです。

一方断乳の場合は

  • 保育園に預けるタイミングで
  • 乳腺炎になってしまい
  • 次の子の妊娠を意識し始めて

といったものが多いです。

卒乳断乳を上手にスムーズにやるには「徐々に」が鉄則。

卒乳であっても断乳であっても、なるべくお子さんに負担がないように上手にやるには「徐々に」が鉄則です。

卒乳の場合は本人が自然と欲しがらなくなるパターンが多いかもしれませんが、そうなるように促す段階を踏む場合は「徐々に」を意識しましょう。

より具体的にコツをまとめると

  • 1ヶ月くらいのスケジュールで行う(徐々にが鉄則)
  • 卒乳断乳の日をお子さんにも伝える(お母さんの意思も強くなる)
  • ストローやコップ飲みを練習しておく(水分不足にならないように)
  • 慣れないうちは外出などで気を紛らわせる(家にいるとおっぱいミルクを意識しがち)
  • 寝かしつけの儀式を作る(寝る前の授乳を辞めるのが一番難易度が高い!)
  • 授乳以外のスキンシップを大切にする(授乳はスキンシップの一環)

となります。

授乳自体がお子さんの心の安定につながっている場合も多いので、とにかく徐々に、授乳以外のスキンシップも大切にしながら行っていくとスムーズです。急がば回れですね、何事も。

あと、意外と見落としがちでかつ重要なのが「寝かしつけの儀式を作る」です。寝る前の授乳を辞めるのが最難関と感じるお母さんが多いので、ここを出来るだけスムーズにするためにも「これをすれば段々眠くなる儀式」を作りましょう。具体的には、絵本を読む、トントンする、子守唄を歌うなどです。

ちなみに我が子の場合は、絵本を読んだり、子守唄を歌ったりすると逆ノリノリになってしまうのでひたすらお布団の上でゴロゴロしてます(笑)

卒乳断乳を早くすることのメリットデメリット

続いて、卒乳断乳を早くすることのメリットデメリットですが、以下のものがあげられます。

メリット

  • ママの負担が減る
  • パパも含め人に預けるが楽になる
  • 夜ぐっすり寝るようになる可能性がある

デメリット

  • お子さんの負担が大きい場合がある
  • ミルクに慣れていない場合、移行が大変

一番のメリットはやはり「ママの負担が減る」ですね。

授乳期は栄養面に気をつけなければならなかったり、おっぱいケアをしなければならなかったりと何かとお母さんの負担が多いので、それが無くなることが一番のメリットと言えるでしょう。

また、夜間授乳がなくなることでぐっすり寝れるようになるお子さんも多いです。そうなるとお母さんも夜起きる必要がなくなるのでその点もメリットですね。

一方、デメリットにはお子さんの負担が挙げられます。

月齢が小さいとまだまだおっぱいを欲しがる子がほとんどですし、言い聞かせるというのが中々難しいので、その点はデメリットになります。

また、おっぱいではなくミルクに移行する場合、ミルク慣れしていないと断固哺乳瓶は拒否!と言わんばかりに泣かれてしまい、苦労するお母さんも多いです(我が子もそうでした)。お子さんがギャン泣きすると「可哀想な思いをさせてしまっている」とお母さんが申し訳なく思ってしてしまうケースも少なくありません。

卒乳断乳を遅くすることのメリットデメリット

こちらは「早くすること」の逆になるのですが、メリットとしては

  • お子さんの負担が小さい
  • ミルク移行を挟む必要がないことが多い

デメリットとしては

  • ママの負担が大きい

となります。

卒乳断乳が遅いと、その分お子さんも大きくなっている可能性が高いので言葉がある程度理解でき「この日でおっぱいはバイバイだよ」と言い聞かせることが可能です。言い聞かせ納得させ、徐々に卒乳を促すことができるためお子さんの負担は比較的小さいと言えるでしょう。

また、月齢が進んでいればミルクへの移行をはさまず、離乳食(幼児食)を3回しっかり食べれば良くなるため移行もスムーズになる傾向があります。

一方、デメリットとして挙げられるのははお母さんの負担です。授乳を続ける限りどうしてもお母さんにしかできない仕事が残り続けますので、人に預けづらくなってしまったりと、時間的にも体力的にもお母さんの負担が大きくなります。

まとめ:卒乳断乳は生後6ヶ月ごろから意識し始め1歳半頃までに完了するお母さんが多い!徐々にが鉄則!

だいぶ長くなってしまいましたが、まとめると卒乳断乳は生後6ヶ月ごろから意識し始めるお母さんが多く、1歳半ごろまでには完了するケースが多いようです。

また、卒乳にしろ断乳にしろお子さんの負担をなるべく小さくするには徐々に進めていくのが理想と言えます。

とはいえ、卒乳断乳のタイミングには個人差がありますので、お母さんの負担にならない程度にお子さんとお母さんのタイミングで決めて全然良いと私は思います。

最終的にはお母さんが笑顔で入れることがお子さんにとっても一番ですから。お子さんのことを想うあまり、お母さん自身がストレスを抱え込まないようにしてくださいね。

おまけ:+wineでは授乳期のお母さんでも飲めるノンアルコール飲料もたくさん取り扱っています!

最後におまけですが、+wineでは授乳期のお母さんでも飲めるノンアルコール飲料を豊富に取り扱っています。

また、授乳期であるものの「どうしてもお酒が飲みたい…」というお母さんの役に少しでも立てればと授乳期にお酒を上手に飲む方法もご紹介しています。

詳しくは「授乳中に飲めるお酒があるって本当?授乳とお酒問題を解説」でご紹介していますので、興味がある方はぜひ覗いてみてくださいね。

布川玲愛

+wine店長。日本ソムリエ協会認定のJ.S.A.ワインエキスパート。ワインエキスパート勉強中に第一子を妊娠したことをきっかけに、+wineをオープン。学生時代の大半をニュージーランドで過ごした経験から、ニュージーランドワインが大好き。現在1歳になる長男と0歳の長女の子育てに奮闘中。