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妊婦食べちゃいけないものリスト。量や工夫次第でOKなものもしっかり紹介!

こんにちは。+wineの店長の布川です。

今日は「妊娠中に食べちゃいけない」とされているものをご紹介します。

妊婦って本当に大変ですよね…。私も現在第二子を妊娠中ですが、あれはダメこれはダメが多すぎて、ため息をついてしまうことも多々あります(笑)

ただ「食べちゃいけない」とされているものも

  • 量に気をつければ実はOKなもの
  • 工夫すれば実はOKなもの

がありますので、そこら辺もしっかりご紹介できればと思います。

工夫次第で食べられるものは上手に食べて、なるべくストレスフリーな妊婦生活を送りましょう!

妊娠中、量や調理方法に関わらず絶対NGな食べ物

 

まずは、量や調理方法に関わらず絶対NGな食べ物からご紹介します。

このリストの食べ物は残念ながらNGなので、出産したらのお楽しみにとっておきましょう。

  • お酒
  • 生のお肉(生ハム含む)
  • 生のお魚
  • 生のチーズと生卵

あーなんとも酒飲みにはキツいリストですよね(笑)初めて妊娠した時、このリストを見て私の好物リストかと思いましたもん。

絶望的ではありますが…これは「酒飲みいじめリスト」ではなく、それぞれちゃんとした理由があるリストなので、その理由を簡単にご紹介します。

アルコールは胎盤を通して赤ちゃんにもいってしまうのでNG

まず、お酒ですが、アルコールは分子がとても小さく胎盤を通して赤ちゃんにまで伝わってしまいます。結果、胎児性アルコール症候群や発達遅延、中枢神経障害、先天性疾患を発症する可能性が高くなると言われているので、妊娠中はグッと我慢。

妊娠中でも安心して飲める美味しいノンアルがありますので、この期間はそちらを思う存分楽しみましょう。

生のお肉(生ハム含む)

生のお肉にはトキソプラズマといわれる寄生虫がいることがあります。母体がこれに感染すると赤ちゃんも先天性トキソプラズマ症になってしまいますので、生のお肉もぐっと我慢しましょう。

とはいえ、ユッケに鳥刺しに生ハム…。生のお肉って美味しいですよね…。想像するだけでよだれが出そうですが、出産後思う存分食べましょう!

生のお魚(スモークサーモン含む)

続いては生のお魚です。これは正直グレーゾーンではありますが、一番懸念されるのは食中毒です。

妊娠中は飲める薬も限られているため、食中毒になると中々大変なんです。子宮収縮を引き起こしてしまう可能性もあるので、食中毒リスクの高い生のお魚はNGとされています。特に牡蠣などあたりやすい食材は避けた方が良いでしょう。

刺身と寿司が食べられない…。そう思うと何とも悲しい気持ちになりますが、美味しいお寿司と美味しい日本酒をセット食べることを楽しみに乗り切りましょう。

生のチーズと生卵

極め付けはチーズです。ワインの親友チーズです。ワイン好きの布川にはもう絶望的です。

ただ、悲しいことに生のチーズや生卵にはリステリア菌が含まれている可能性があります。妊娠していなければ、リステリア菌による食中毒を起こしても軽症で終わることが多いですが、妊娠中は赤ちゃんに悪影響を及ぼすことがあるのでNGです。

特に海外製の生のチーズはNG。どうしてもチーズが食べたい時は加熱してあるものを食べましょう!

そして美味しいチーズは美味しいワインと出産後楽しみましょう!

量や調理方法に注意すれば実はOKな食べ物

続いては、量や調理方法に注意すれば実はOKな食べ物です。

ここはグレーゾーンでNGと考える方も多いです。食べる場合はご自身の判断と責任で食べるようにしてくださいね。

  • カフェイン
  • 水銀を含む食べ物
  • ヨウ素を含む食べ物
  • ヒ素を含む食べ物
  • ビタミンAを含む食べ物

カフェインはわかりやすいですが、後のものは「んで具体的になに?」って感じですよね。実際に見ていきましょう。

ちなみに、私はこのリストにはあまり神経質にならないようにしています。というのも後述しますが、どれも結構な量を食べるとNGとされているからです。普通に生活していると、そこまでの量を取ることもあまりないと思いますので、頭の片隅に置いておく程度で良いかと思います(あくまで個人的な意見ですが)。

カフェイン

カフェインは赤ちゃんの発育を妨げる可能性があると言われているので、1日2〜3杯までに抑えるようにしましょう。

カフェインというとコーヒーのイメージが強いですが

  • コーヒー
  • 紅茶
  • 緑茶
  • 栄養ドリンク

等にも含まれるので注意が必要です。デカフェ・ノンカフェの飲料も多くありますので、そちらを積極的に選ぶようにすると安心かもしれませんね。

水銀を含む食べ物

「なんじゃそりゃ」という感じですが、分かりやすくいうと一部の魚です。

具体的には

  • キダイ
  • マカジキ
  • ユメカサゴ
  • ミナミマグロ(インドマグロ)
  • ヨシキリザメ
  • イシイルカ
  • クロムツ
  • キンメダイ
  • ツチクジラ
  • メカジキ
  • クロマグロ(本マグロ)
  • メバチ(メバチマグロ)
  • エッチュウバイガイ
  • マッコウクジラ

です。

サメとかイルカとかマッコウクジラとかを頻繁に食べる方ってどのくらいいるのでしょうか…(笑)布川は生まれてこのかた一度も食べたことがありません(笑)

このリストでほとんどの方に関係があるのはマグロ全般とキンメダイ、あとはメカジキくらいな気がします。カサゴ、クロムツも食べる方はいらっしゃるかと思いますが、あまり食卓に日常的に並ぶイメージではないですよね。

このリストに入っている魚は、80gを週に1回ないしは2回までとするのが良いとされています。刺身一切れ15〜20gであることが多いので、3〜4切れといったところでしょうか。食べ過ぎは良くないとされているので要注意です(何でもそうですが…)。

ヨウ素を含む食べ物

ヨウ素を含む食べ物には

  • 昆布
  • わかめ
  • めかぶ
  • タラ
  • シシャモ
  • ずわいがに
  • あわび
  • サザエ

などが挙げられます。

ヨウ素は過剰に摂取すると赤ちゃんの甲状腺機能が低下する恐れがあると言われていますが、普段食べるような食事内容で摂取推奨量を大幅に上回ることはないとされています。

つまり、過剰に食べすぎなければOKですので、あまり神経質になれなくても大丈夫でしょう。

ヒ素を含む食べ物

ヒ素を含む食べ物として代表的なのはひじきです。ひじきも過剰に食べると赤ちゃんに奇形や脳障害を及ぼす恐れがあるとされていますので、週に小鉢で2杯くらいおさめましょう。

とはいえ、ひじきに含まれる無機ヒ素の多くは調理過程で流れ出てしまうので、乾燥ひじきをそのまま食べるといったことがない限り、あまり心配しなくても大丈夫です。

ビタミンAを含む食べ物

レバーや鰻に多く含まれるビタミンAですが、過度に摂取すると赤ちゃんに形態異常を及ぼす危険があるとされています。

レバーなら串1本/週、うなぎなら蒲焼1枚/週程度におさえましょう。

野菜に含まれる植物性のビタミンAは赤ちゃんに悪影響はないのでOKです。

まとめ:基本は「生はNG」「食べ過ぎはNG」!絶対ダメなものは避け、あとはストレスない程度に工夫して生活しよう!

ここまで色々とNGリストをご紹介してきましたが、多くのものに共通して言えるのは「生はNG」「食べ過ぎはNG」です。

  • チーズ

どれもきちんと火を通せば問題ありませんし、食べすぎなければむしろ健康に良いものばかりですので、しっかりと料理し適量を食べるようにしましょう!

布川玲愛

+wine店長。日本ソムリエ協会認定のJ.S.A.ワインエキスパート。ワインエキスパート勉強中に第一子を妊娠したことをきっかけに、+wineをオープン。学生時代の大半をニュージーランドで過ごした経験から、ニュージーランドワインが大好き。現在1歳になる長男と0歳の長女の子育てに奮闘中。