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妊娠初期に飲酒してしまった!赤ちゃんへの影響や対処法を徹底解説

妊娠中の飲酒で最も心配されるのが、お腹の中にいる赤ちゃんへの悪影響です。 とはいえ、うっかり飲酒してしまった人や、妊娠に気づかず飲酒していたケースも少なくないでしょう。

そこで今回は、妊娠初期の飲酒による赤ちゃんへの影響や対処法について詳しく解説します。 気になる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

結論:妊娠4週ごろまでならほとんど影響はない

妊娠初期の飲酒については、妊娠4週ごろまでならほとんど影響ないと言われています。 妊娠0週〜4週は妊娠超初期とも言われ、胎盤ができる前の状態なんですね。 赤ちゃんにとって重要な器官ができるのは妊娠4週目に入ってからなので、アルコールを摂取しても母体から抜けてしまうのです。

そのため、妊娠4週ごろまでに飲酒してしまったとしても、赤ちゃんへの影響を気にする必要はありません。

妊娠4週っていつ:次の生理が来る頃

妊娠4週とは前回の生理から1ヶ月ほど経過し、本来ならば次の生理が訪れる時期のことです。 前回の生理を0日とし、28日で妊娠4週という計算になり、妊娠1ヶ月が経過という意味になります。

あくまでも月経周期が28日の場合の数え方になるので、周期が安定しない場合は週数も正確にはわかりません。

妊娠4週は妊娠超初期とも言われ、一般的には妊娠に気が付かない時期でもあります。 生理周期が安定している人は、生理の遅れや、早い人ではつわりの症状で妊娠を疑うケースが多いです。

この時期に超音波検査を行うと、子宮内に黒い影のようなものが確認できます。 これは胎のうと呼ばれるもので、赤ちゃんが入った袋のことです。

妊娠4週以降に飲んでしまった場合はどうなる?赤ちゃんにはどんな影響がある?

妊娠4週以降にお酒を飲んでしまった場合はどうなるのか、気になる人も多いはず。

続いては、妊娠4週以降の赤ちゃんへの影響を見ていきましょう。

妊娠初期(妊娠1ヶ月~妊娠4ヶ月)に飲酒した場合

妊娠4週目ごろまではほとんど赤ちゃんに影響がありませんが、それ以降の妊娠2ヶ月〜4ヶ月の飲酒はとくに気をつける必要があります。

というのも、妊娠4週目ごろからが赤ちゃんにとって重要な器官が作られる器官形成期です。 そのため、飲酒が赤ちゃんに与える影響は最も大きい時期だと思っておきましょう。

妊娠中の飲酒が影響で赤ちゃんに出る症状を「胎児性アルコール症候群」と言って、顔や体の奇形、低体重や脳障害などの影響があります。 最近では、学習障害やADHD(注意欠陥・多動症)、うつ病などのリスクも上がることがわかっているんですね。

妊娠中は少量のアルコールでも赤ちゃんに与える影響は大きいので、妊娠初期の場合はとくに「少しなら大丈夫」と飲酒しないよう注意してください。

妊娠中期~後期(妊娠5ヶ月~10ヶ月)に飲酒した場合

妊娠中期を過ぎるとアルコールの影響も少ないのでは?と思う人もいるかもしれませんが、妊娠中期〜後期も引き続き飲酒を控えるべき時期に変わりありません。

この時期の飲酒は、胎児発育不全や、神経障害のリスクが上がると言われています。 また、飲酒が原因で母親の体重が増加し、赤ちゃんに悪影響を与えることも。 体重増加が招くリスクとしては、胎盤の機能が低下して、赤ちゃんが低体重で産まれる可能性があります。

他にも、妊娠中期の飲酒は早産のリスクも考えられるため、安定期だからといって油断してアルコールに手を出さないように注意しましょう。

お酒を飲んでしまって、こういう場合は病院に行くべき

妊娠中にお酒を飲んでしまっても、基本的にはその後禁酒するしか対策はありません。 しかし、状況によってはすぐにでも病院を受診すべきケースも。

妊娠中の飲酒で心配されることに、早産や流産の可能性があります。

そのため、不正出血の色や量の異常、腹部の痛みなどがある場合は、すぐに病院を受診しましょう。 他にも体調面で心配なことがあれば、飲酒の関連性は不明でも病院を受診するのが正解です。

また、妊娠中の飲酒による影響が気になる人は、かかりつけ医に話をしておくとよいでしょう。 どの時期に飲酒していたのか、どれくらいの量を飲んだのかなど、細かく説明することが大切です。赤ちゃんへの影響やリスクなど、気になることは相談に乗ってもらいましょう。

妊娠に気が付かなくて飲んでしまった場合は?

妊娠4週ごろまでは、一般的にも妊娠に気が付かない時期と言われています。 たとえ妊娠に気づかず飲酒してしまったとしても、赤ちゃんへの影響はほとんどないので心配不要です。

妊娠に気づくのが遅かった人の中には、妊娠4週以降も飲酒してしまっていたというケースもあるでしょう。 そんな人はとくに、赤ちゃんへの影響が気になって心配ですよね。

妊娠4週目以降の妊娠2ヶ月〜4ヶ月の初期は、飲酒による赤ちゃんへの影響が大きいのも事実です。 飲酒してしまった事実は仕方ありませんが、だからといって飲酒したことを取り消すことはできません。 今の自分にできることは、出産までの期間、今後禁酒を続けることに尽きます

どうしても心配な場合は、一度かかりつけ医に相談し、飲酒の影響や今後の生活について話を聞いてみましょう。

意外と多い!お酒が入っている要注意食べ物!

妊娠中はお酒以外にも、お酒が入っている飲食物にも注意が必要です。

気づかず口にしてしまっていることも多いので、妊娠中の人はしっかり頭に入れておきましょう。

お酒入りのお菓子類

お酒が入っている食べ物の中でも、最も身近にあって口にしやすいのが、アルコール入りのお菓子類です。

代表的なのが、ブランデーやウイスキーなどが入ったチョコレートや、洋酒入りのケーキなどでしょう。 自分で購入するよりも、お土産として貰ったり外食先のデザートとして注文する可能性が高いです。

そのため無意識に「うっかり食べてしまった」なんてことも多いので、食べる前にしっかり確認することが大切! チョコレートやケーキ以外にも、お酒のイメージがないゼリーやクッキーなどにもお酒が使われている物もあります。 普段口にしないものを食べるときは、とくに注意しておきたいですね。

また、甘いお菓子はつい食べ過ぎてしまうこともあるので、お酒入りのお菓子には気をつけましょう。

お酒入りの漬物類

お酒が入っている食べ物と聞いて、漬物をイメージする人は多いはず。 とくに有名なのが、酒粕を使ってできる奈良漬けではないでしょうか。

こちらも、お土産でもらったり、普段の食事で口にする機会のあるものですよね。 お酒に比べるとアルコール分は低いですが、妊娠中は少量のアルコールも胎児に影響する可能性があります。 漬物類なら平気だろうと考える人もいますが、胎児のことを考えるなら食べないのがベストです。

お菓子類と同様に、漬物類もつい食べ過ぎてしまう可能性があるので、その点も要注意! 妊娠中の今、あえて食べる必要があるのか考えると、今は他の漬物で代用するのが正解だとわかるはず。

奈良漬が大好物の人は、少し辛いかもしれませんが無事出産を終えるまでは食べるのを我慢したいですね。

お酒以外のドリンク類

うっかり口にしてしまう可能性があるのが、お酒以外のドリンク類です。 「お酒じゃないから大丈夫」と飲んでいたら、実は少量のアルコールが入っていた!なんてケースも多いはず。

とくに気をつけたいのが、ノンアルコールドリンクですね。 「ノンアルコールなら大丈夫では?」と思うでしょうが、微量のアルコールが含まれているものは多くあります。 アルコール度数1%以下ならノンアルコールと名乗れてしまうので、外食の際などは注意が必要です。 他

にも、酒粕を入れて作る甘酒や、栄養ドリンクなどにも、アルコールが含まれているものがあります。 飲み物に関しては、日常的に飲んでしまうものも多いので、お酒以外のアルコール入りドリンク類にも注意しましょう。

まとめ

妊娠初期の飲酒による、赤ちゃんへの影響や対処法は参考になりましたか?

飲酒してしまって過去はどうにもできませんが、今後お酒を飲まない選択肢は迷わずできるはず。 元気な赤ちゃんに出会えるように、今自分でできることを前向きにしていきましょう。

さくら

女性向け記事を中心に執筆しているWebライター。趣味はセルフネイルとランニング。赤ワインが大好き!