Blog

  • 妊娠中
  • 妊娠中授乳期とワイン

妊婦だけどワインが飲みたい!安全に飲める超おすすめワインをご紹介!

妊娠中にワインが飲みたい

全国のワイン好きの妊婦さん。

妊娠中、お酒が飲めないのって本当に大変ですよね。「可愛い我が子のため」とは思いつつも、ある日突然禁酒を宣言され、お酒から最低でも10ヶ月は離れなくてはいけないのは簡単なことではありません。

とはいえ、妊娠中だから絶対飲めない。

そう諦めていませんか?

実は妊娠中でも安心して飲めるワインがあります。

この記事では、 ワインが大好きだけど妊活中・妊娠中・授乳中だから飲めない! というお悩みをもつ全てのお酒好きママのために、少しでもストレスを和らげるための方法をご紹介します。

これで、妊娠中のモヤモヤから解放されること間違いなしです。

妊娠中どうしてもワインが飲みたい!

妊娠中にワインが飲みたい

ワインが大好きなママにとっては、妊娠中の禁酒はかなりのストレスになりますよね。 と同時に、可愛い我が子のためなのに、こんなことも我慢できないのか。 と自分を責めたくなる気持ちも出てくるかもしれません。

わたし自身、妊娠前は毎日のようにワインを飲んでいたので、妊娠中、そして授乳中はワインを飲めないストレスと戦っていました。

ワインが飲みたい。。そんなこと思うなんてダメな母親かもしれない。でも、、、 そんな葛藤が毎日あったのも事実です。

大前提:妊娠中のアルコールは厳禁

飲みたいけど、、、 当然ですが、妊娠中のアルコール摂取は絶対にNG

特に妊娠中は赤ちゃんの発育遅延や早産・流産につながる可能性があることはご存じかと思います。 分かってはいても、どうしてもワインが飲みたい! そんなことを思ってしまうのは、あなただけではないので安心してください。

お酒に限らず、今まで楽しんでいたものを急にやめることなんてできないですよね。

そんな、妊娠中・授乳中だけど、どうしても飲みたいあなたにおすすめのワインをご紹介します。

ちなみに、当店+wineはワイン大好き布川(現店長)が妊娠中「飲めないのなんて辛すぎる!妊娠してても授乳してても育児してても、飲みたい気持ちは変わらない。そんな全てのお母さんを応援できるワインショップを作りたい!」と思い立ってオープンした「お母さんに優しいワインショップ」になります。

結論:妊娠中は美味しいノンアルコールを探そう。ノンアルをなめちゃダメ!

実はノンアルコール飲料の市場は、近年のパンデミックが後押ししていることもあり、多くの飲食店で取り入れられるようになり、どんどん拡大してきています。 一時期は入荷が追いつかないほどの需要がありました。

また、妊婦さんのような’’飲めない人’’だけでなく、飲める・飲めないに関わらず健康を気遣い、あえてノンアルコールを選ぶ方も増えています。

ノンアルのお酒の先駆けと言えばやはりビールですが、実はノンアルコールのワインも多く造られていることはご存知でしょうか?

  • スパークリングワイン(白・ロゼ)
  • 白ワイン
  • 赤ワイン

どの種類のワインでも、ノンアルコールとして販売されていて、ぶどうジュースのようなものから、辛口の本格派なものまで数多くあります。そして近年その美味しさはぐんぐん上昇中。お料理としっかりペアリングできるものさえ出てきています。

それぞれのご紹介の前に、ノンアルコールワインの造り方について簡単にご紹介させていただきます。 この造り方によって大きく特徴や味わいが異なりますので、豆知識と思って目を通してみてください。

あなたのお好みに合ったぴったりのノンアルワイン探しの手助けになればと思います。

+wineおすすめノンアルセットを是非お試しあれ!
ノンアルセット

+wineでは、美味しいノンアルをお得なセットにして販売しています。内容は、スパークリング、白、赤、シードルの4本。どれもこだわりをもって造られた商品で、+wineでもしっかり試飲をして美味しさを確かめた上で取り扱いを決めたものです。

「どれが本当に美味しいのかわからない」「たくさんあって悩んでしまう」という方に非常におすすめですので、是非お試しください!

ノンアルコールワインには2種類の作り方がある

ノンアルコールワインの造り方には2種類あります。

作り方①最初からアルコールを生成させずに造る

そもそも、ワインを造るときに、なぜアルコールが発生するかご存じでしょうか?

実はアルコールは、ワインの原料であるぶどう本来が持つ’’糖分’’が、発酵中にアルコールに変換されて生成されます。 そこで、アルコールが生成されないように、ぶどうが持つ糖分を減らしたり、アルコールが生成される前に途中で発酵を止めてしまうことで、ノンアルコールワインが造られます。

この造り方のノンアルコールワインは元のぶどうの糖分が少なめなので、甘みが抑えられ、ぶどう果実の濃厚な味わいをしっかり感じられるジューシーなノンアルコールワインに仕上がります。

甘さ控えめな大人のための’’ぶどうジュース’’のようなノンアルワイン。といったところでしょうか。

作り方②ワインを造った後にアルコールを抜く

もう一つは、一度通常通りワインを造ってしまい、アルコール分だけを除去します。

除去する方法はいくつかあります。

  • 出来たワインを蒸留する
  • アルコールと水分だけを通す特殊な膜を使って濾過する

などです。

この造り方では、一度通常のワインが出来ているので、ワイン本来の風味や味わいを感じやすい「ワインらしいノンアルワイン」に仕上がります。

さらに、ぶどうの持つ糖分が発酵によって完全にアルコールに変換されているので、糖分がほとんど残っていない状態になるため、辛口のものが多いのも特徴です。

この製法のノンアルワインは、おおむね’’脱アルコールワイン’’と表記されることが多いです。 「わたしはワインらしい方が良いから、こっち派かな。」と思われた方も多いかもしれません。

しかし、この方法ではわずかなアルコール分(0.5%等)が含まれているものもあるので、妊娠中は特に選ぶ際には注意が必要です。

このプチ知識を踏まえて、ノンアルコールワイン各種の特徴をご紹介します。

ノンアルコールワイン各種の特徴とおすすめ

妊娠中にワインが飲みたい

一般的に、スパークリングのノンアルコールはジュース感が少なく楽しみやすい

親しみのあるノンアルビールの存在もあり、やはりシュワシュワの泡スパークリングのノンアルはイメージが付きやすいのではないでしょうか?

白はもちろん、華やかなイメージのあるロゼのスパークリングもあり、ちょっとした手土産や、パーティでのおもてなし用なんかにもおすすめです。

特に甘口のものは非常に飲みやすく、個人的には、良く冷やしておいてお風呂上がりのデザートとして楽しむのがおすすめの方法のひとつです。 また、辛口のもの、特にアルコールを除去して造られるタイプのノンアルスパークリングは、アルコール入りの通常のスパークリングと間違える程に完成度の高いものもあります。

ジュース感が少なく、本当のスパークリングワインを飲んでいるかのような満足感を味わえるので、妊娠中であっても快適なワインライフを送ることができます。

当店でおすすめなのが、ドイツファルツ地方で作られた「セッコリーノ フリー」。

軽やかな泡に爽やかな果実味があり、甘すぎず、すいすい飲めると評判の1本です。ブドウは白ワインで有名なリースリングが使われ、自然派として有名なワイナリーが作る本格的な1本となります。

白ワイン・赤ワインは甘さ控えなものやハーブがブレンドされているものがジュース感が少ない

スパークリングに関してもそうですが、ノンアルコールワインとなるとジュース感が苦手という方もいらっしゃるかと思います。

その場合は、赤ワイン・白ワインであっても、すこし冷やすことでさっぱり飲んでいただけるのでおすすめです。 また、ハーブがブレンドされているものもあり、大人の優雅な香りで贅沢な気分にもなれます。

当店でいうと「フュージョン・フリー ミット ヴィーゼンクロイテルン」がそれにあたります。

こちらは、葡萄畑のとなりで栽培されたハーブが複数種ブレンドされた白ワインテイストの飲み物になります。青紫蘇のような香りが印象的で、白ワインとは少し異なる味わいですが、大人な特別感が楽しめる1本です。

ワイナリーが造る脱アルコール製法のものは本格的

そして前述した通り、脱アルコールワイン製法で造られたタイプでは、本格辛口のノンアルコール白・赤ワインもあります。 しかもワイン用ぶどう品種の代表格である「カベルネ・ソーヴィニョン」や「シャルドネ」を使用するこだわりたっぷりのものもあります。

カベルネ特有のブラックチェリーの香り、シャルドネらしいバニラのような余韻なども感じられる、本当に香り豊かな限りなくワインに近く、満足のいくものも存在します。

当店取り扱いのものでは、アメリカ、ワシントンワインのパイオニアと言われている「ウォーターブルックワイナリー」が造るノンアルがそれにあたります。

こちらのノンアルワインは、ワイナリーが長期間の開発を経て本気で造った傑作です。

ただし、こちらはアルコール0.5%を含みますので、妊娠中はおすすめできませんが、ワインらしい本格ノンアルワインをお探しの方にはピッタリではないでしょうか?

+wineでは上記以外にもノンアルワインを多数用意しております。どれも店長布川がしっかりと試飲をし取り扱いを決めたもので、素直に美味しいものばかりです。ぜひ一度お試しくださいね。

ワイン以外のシードルやポワレにもノンアルはある

ワインがお好きな方であれば、りんごや梨で造られるお酒、’’シードル’’と’’ポワレ’’もご存じなのではないでしょうか?

フルーツ本来の甘味やみずみずしさ、弾ける泡が特徴的です。 これらは元々アルコール度数がワインに比べると低いものが多いですが、ノンアルバージョンもたくさん種類があります。

りんごや、梨の果汁100%で造られるので、果物の栄養がまるまるとれるのも女性にはうれしいポイントです。

また当店ではノンアルコール飲料に含まれることの多い砂糖や、香料という添加物が使われていないシードルも取り扱いがありますので、健康を気づかう方や、妊娠中だから糖分は控えたい!というような方にもピッタリです。

中でもおすすめしたいのが「ラシャス ジュドポムペティアン ルージュ」。こちらはりんご果実100%のノンアルコールシードルですが、かなりすっきりとした辛口で、ジュースっぽい甘さが無いのが特徴。

よく冷やしていただき乾杯の時はもちろん、サラダなど前菜、揚げ物との相性も良いので、お食事中でも楽しめます。

寝る前に1杯好きなノンアルを飲むだけで少しは贅沢な時間になる

妊娠中にワインが飲みたい

妊娠中はただでさえ、小さなことでイライラしたり、センシティブになりがちですよね。 産まれてからも、3時間ごとの授乳に赤ちゃんのお世話。 休まるときがありませんよね。

そんな時こそ、一日の終わりにあなたにピッタリのノンアルで贅沢気分を味わう。 そんなご褒美があってもいいのではないでしょうか?

グラスもコップではなく、ワイングラスにすると雰囲気も出る!

毎日大変なあなたの貴重な贅沢時間をより良くするためのコツ。

それはワイングラスで楽しむこと。 もともとワインは、雰囲気・環境・お料理・グラスで味わいが大きく変わるお酒です。 たとえアルコールゼロのぶどうジュースであっても、グラスで飲むのとコップで飲むのとでは大違いです。(実際に並べて違いを楽しむのも良いですね!)

スパークリングやシードルなどの泡ものであれば、細長いグラスを、白・赤であればまるいグラスを選んでみて下さい。 クラッシュアイスを入れてフルーツなどをトッピングするのもいいですね。 ぜひ、雰囲気から入りましょう

妊娠中にノンアルコールワインを飲む上での注意点

とはいえ、ノンアルコールワインであっても妊娠中に飲む際はとくに注意が必要です。

日本の酒税法では、アルコール1%以下のものは「ノンアルコール飲料」と表記されます。 そのため、「ノンアルコール」と書いてあっても、アルコールが微量ですが含まれるものもあるので、購入の際は裏ラベルなどをしっかり確認しましょう。

また、個人差はありますが、ノンアルであっても酔った気分になることがあります。 特に妊婦さんの場合、お腹が大きくバランスがとりにくいので、転倒などには十分な注意が必要です。

またノンアルコールワインには、香料や人工甘味料などの添加物が含まれているものもあります。糖分の摂り過ぎにも注意しましょう。

まとめ

ご紹介した通り、ノンアルコールワインには、白・ロゼスパークリングや、ぶどうジュースのようなもの、本格辛口ワインまで種類はさまざまです。

  • 最初の乾杯で気分を盛り上げたい時には、スパークリングを
  • ワインの本格的な味わいを求めている方には脱アルコールの辛口の白・赤ワインを
  • スイーツ感覚で食後や寝る前にゆっくり楽しみたい方にはぶどうジュース、シードルやポワレを

このようにシーンや気分に応じて柔軟に楽しめるのもノンアルの魅力です。 お好みに合ったあなたにぴったりのノンアルコールワインを見つけだすのも一つの楽しみになりそうですね。

ぜひノンアルコールワインとともに、貴重なマタニティライフを楽しんでみてはいかでしょうか? あなたのマタニティライフが有意義なものになることを願っています。

いと

ワインの店舗販売をはじめ、約8年程ワインのお仕事に携わる。 オーストラリアのほとんどの主要ワイン産地を巡り、現地ワイナリーでも勤務したこともあるほどのワイン好き。妊娠中にはノンアルコールワインにはまり、今でも嗜む子育てママ。WSET Level3、日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート保有者。