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母乳の味は食べ物で変わるって本当?実際どこまで気をつけるべきなの?

こんにちは。+wineの布川です。

 今回は「母乳とお母さんが食べる食べ物」に関してご紹介したいと思います。

「食べ物によって母乳の味は変わるのかなぁ」と疑問に思う方は意外と多いようです。私も第一子出産後、カレーを食べた時「もしかして母乳に香辛料の風味がいって、不味くなって飲みが悪くなるかな」と不安に思って検索したことを覚えています。

そんな当時の私のような疑問をお持ちの方に、少しでも参考になればと授乳期のお母さんに知ってほしい情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

結論:母乳の味はお母さんが気にするほど変わらないので大丈夫

まず、結論から言うと、母乳の味とお母さんの食べ物はほとんど関係ありません。お母さんが甘いものを食べたからといって、母乳がより甘くなったり、辛いものを食べたからといって辛くなったりするわけではありませんのでご安心ください。

意外かもしれませんが、母乳は血液からできています。食べたものがお母さんの体内で消化され栄養となり、やがて血となり、その後母乳となりますので、食べ物の味が影響することはありません。

ただし、血から出てきている以上、ドロドロ・サラサラといったことはあります。後述しますが、あまり脂っこいものを食べていると血がドロドロになりおっぱいも詰まりやすくなってしまいますので、その点は注意が必要です。

香辛料の効いた食べ物の後は飲みっぷりが悪くなったと感じるお母さんはいる

ただ、これは科学的根拠があるわけではないのですが、香辛料の効いた食べ物を食べた後、赤ちゃんの母乳の飲みっぷりが悪くなったと感じたことのあるお母さんはチラホラいるようです。

真相は赤ちゃんにしかわかりませんが、もしかしたらそう言うこともあるのかもしれません(笑)

ただ、根拠があるわけではありませんし、毎日カレーを食べ続けるわけでもないでしょうから、そこまで気にする必要はないかと思います。

味を気にするより、詰まらないことを意識する方が大切!

母乳育児においては、母乳の味を気にするより、おっぱいが詰まらないことを意識する方が大切です。

おっぱいは意外とすぐ詰まります。そして詰まると結構、というかかなり痛いです。私も詰まりかけたことがありますが、夜中じゅう眠れず、我が子にすがる思いで「ここを飲んでくれー」と泣きっ面で授乳した記憶があります。無事に詰まりが取れた時は我が子が神に見えました(笑)

詳しくは「【母乳育児の方必見】授乳中食べちゃダメなものと気をつけるべきリスト。」でご紹介していますが

  • 脂質が多いもの
  • 脂っこいもの

の2つは特に要注意。

先ほど軽く触れましたが、母乳は血液でできているため、血液をドロドロにする食べ物を食べすぎると母乳が詰まりやすくなってしまいます。

母乳育児をしているお母さんは、いわゆる健康的な食生活を意識して、おっぱいが詰まらないように気をつけることをおすすめします。

NG食材にも要注意。

また、母乳育児中は

  • アルコール
  • タバコ
  • カフェイン

基本的にはNGです(カフェインとアルコールは絶対ダメというわけではありませんが)。こちらは、母乳に成分が検出され、赤ちゃんに悪影響を及ぼす恐れがありますので、注意しましょう。

こちらも詳細は「【母乳育児の方必見】授乳中食べちゃダメなものと気をつけるべきリスト。」でご紹介していますので、合わせて参考にしてみてくださいね。

まとめ:食べ物は母乳の味とはほとんど関係ない。味よりNG食材を避ける、詰まらないようにすることが大切

ということで、まとめると「母乳の味は食べ物とは関係ないので、神経質になる必要なし。味よりNG食材や詰まらないようにすることを意識しよう」となります。

「赤ちゃんが少しでも飲んでくれるように、美味しい母乳を出したい」とお考えの心優しいお母さんは、いわゆる健康的な食生活を送ればOKです。油っぽいものやジャンクフードは避け、バランス良く食べるようにしましょう。

とはいえ、産後疲れた体できちんと料理するなんて無理、という方もいらっしゃると思います。そんな時はあまり神経質にならず、食べられるものを食べるのでも良いと思います。ただ、おっぱいが詰まって乳腺炎になると本当に大変なので、その辺りだけ気をつけるようにしてくださいね。

 

布川玲愛

+wine店長。日本ソムリエ協会認定のJ.S.A.ワインエキスパート。ワインエキスパート勉強中に第一子を妊娠したことをきっかけに、+wineをオープン。学生時代の大半をニュージーランドで過ごした経験から、ニュージーランドワインが大好き。現在1歳になる長男と0歳の長女の子育てに奮闘中。